2023-2024HidakaJr.SkiCamp
初心者スキーレッスンプログラム
対象:小学2年生~6年生
スキー初心者への指導をする時は、
細かな理屈よりも・・・ まずは!
実体験重視 = 「やってみよう !」
というわけで今回のレッスンは、
他の人のいない安全な環境があったので “放牧” してみた。
(実は雪が少なくまだオープンしていないゲレンデの下部を利用できました。)
一言だけ説明して見本を見せて、
「じゃ、やってみよう !」と。
しばらく自主練習。
そして、
「できた?」と尋ねる。
「できた !」ときたら、
「見せて !」本当にできていたら
「上手い !!」とメチャ褒める。
すると、
またやる気が出て練習するようになり、
もっとうまくなる。
時には何かコツを掴んだ子に
「コツを教えてあげて」と頼むと
周りの友達に教えるようになる。
こっちも助かるし、
レッスングループ内の雰囲気も楽しく明るくなり
互いに助け合う雰囲気も生まれる。
何よりいいのは、
「教えることは最高の学習法」と
アメリカの心理学の研究結果も出ている。
上達スピードは爆上がり !
もし、
「できな~い」「難しい」と返ってきたら、
教えるチャンス到来 !!
必死に説明を聴いて、
言われたことを夢中で練習するようになる。
困ったときに、
優しく手を差し伸べることで強い絆と
信頼関係が育まれる。
そしてできなかったことがコーチのアドバイスでできるようになれば、
子供たちからコーチへの信頼は絶大なものになる。
一度この関係ができれば
後はとにかく楽しくレッスン!
<1日目 レッスンプログラム>
AM
1.準備運動 ・・・ダイナミックストレッチを中心に体を動かしながら筋温を高める。
2.用具に慣れる・・・ブーツで山登り ストックを使って登る
坂道を下る 緩い斜面を走ってみる 硬いところはブーツ滑り
3.スキーのつけ方・・・ブーツソールの雪の落とし方「つま先コンコン」「踵コンコン」
4.片足スキー ・・・片足で歩く、方向を変える、滑る、登る。
5.スキーの脱ぎ方・・・ビンディングを踏んで踵を上げる。
6.反対側の片足スキー・・・4.と同じ
7.両足スキー ・・・ハの字と二の字
PM
8.止まり方・・・ハの字 前に滑ったら踵開きハの字
後ろに滑ったらつま先開きハの字
9.曲がり方・・・片方ハの字(プルークの山回り)
10.リフトの乗り方・・・列に並ばずにまず乗り場で観察
「どこで待つ」
「どのタイミングで ここで乗る の位置まで進む(信号機と音)」
「二の字で進む」
「ストックを両手で持つ(先端は外側)」
「後ろからくる椅子を見る」
「座る」
「安全バーを下す」
「前を見て静かに乗る」
11.リフトの折り方・・・乗り場からは見えないので説明
「降り場が近づいたらスキーを二の字にして先(トップ)を上げる」
「両ストックを上げる」
「ここで降りる の位置に近づいたらお辞儀をするように前かがみになって立つ」
「真っすぐ滑りリフトからできるだけ遠くまで離れる」
12.リフトを使って転ばないように滑る・・・ストックはコーチに預ける
(1)ハンズフリーでバランスを取る
①前後のバランス⇒お辞儀の姿勢で滑る(アスレチックベースポジション)
手を膝、手を前
②左右のバランス⇒手を横、手を万歳
(2)スピードをコントロールする⇒①大きなハの字はブレーキ
②小さなハの字・二の字は加速
(3)曲がりたいとき⇒反対側の足を開いて大きなハの字にする
初心者9名を内藤コーチ・市川コーチ・向田コーチの3名体制でサポート。
午後の2時から初リフト。
滑りながら練習しようとコースに”放牧”し観察。
バランスの良い子、体力のある子、スピードに強い子、は
”放牧”しながら見守って各自チャレンジの時間。
うまく滑るコツを探している子にはマンツーマンで手取り足取りの指導。
1人泣きそうな子が出たので、
すかさず休憩、おやつタイム。(もしかしたら、エネルギー切れかな?)。
その後、トライスキーをスキートップに装着。
1本で笑顔戻る。
午後は合計リフト3本。
たくさん滑って程よく疲れて宿に帰る。
(ゲレンデでは涙目だった男の子も春の日高も来たい!と
コーチに笑顔で報告。ホッ。良かったぁ)
さて、明日はターンの練習だ!



初心者班コーチ一同
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