初心者スキーレッスンプログラム
対象:小学2年生~6年生(9名)
コーチ:内藤・市川・向田
<2日目 レッスンプログラム>
AM
1.準備運動 ・・・ダイナミックストレッチを中心に体を動かしながら筋温を高める。
2.日目の復習 ・・・階段登行 プルークからの停止
3.ターンの練習
(1)プルークファーレンハの字大・小連続 両スキー同時・・・股関節の外転
曲げ荷重によるエッジング(スキーの側方への圧し出し)
⇒ターンにつながる雪面抵 抗のつくり方
(2)プルークボーゲンハの字大・小 左右交互
⇒ターンしたい方向と反対側の足を圧し開くことを説明
(3)プルークボーゲン 初心者コース3本
PM
4.プルークボーゲン大回り+深回り ・・・中斜面のスピード制御
5.プルークボーゲンハの字の大・小による速度調節・・・大=ブレーキ 小=加速
スピードに慣れる ハの字小⇒二の字・・・直滑降
初心者9名、筋肉痛で元気に? !2日目スタート。
トライスキーをつけていたハの字苦手3人組は、
いずれも本人の申し出により取り外しての滑走にチャレンジ。
皆、見事なハの字でスピードコントロールができて無事卒業 !!
その勇気と努力に拍手 !
他のメンバーも「上手になったね」と。
自信がついて笑顔も増える。
良かったぁ。
リフトの乗り降りも転ばずスムーズになり、
初心者コースも余裕で滑走。
みんな自分の意志で、
スピードを出したり抑えたり、
好きなところで曲がったり止まったり、
雪のゲレンデを自由自在に移動できる快感を満喫していた。
その自信が、
「中級コースにチャレンジしたい」と言い出した。
よし、それなら午後にチャレンジだ !
(これが後で無謀なチャレンジだと思い知らされた…)
美味しい牛丼をしっかり食べて、パワー充電。
1本目はイエローリフトの初心者コースで足慣らし。
皆余裕の1本。
いよいよ2本目グリーンリフトに乗って中級コースに向かった。
天然雪でふかふかの雪質はよかったが、
雪不足でゲレンデはボコボコ、
穴が開いているところや土が見えているところもありバーン状況はかなり厳しい。
何よりもヤバいのは、
スタート地点が今まで滑っていたイエローコースよりも断然急なこと。
斜度がきついところでは、プルークだけでスピード制御するのは無理。
できるだけ横長に移動し、
方向を変えるときには山側スキーで大きなハの字をつくり
最大限のブレーキをかけながら反対側にターンすることが
安全確実に滑るポイントだ。
谷を向く時間はできるだけ少なくする。
要するに大回りで深回りのターン弧を描くこと。
しかし、5班にはもう少し練習が必要だった。
リフトを降りて集合しようとしたが、あちこちで大暴走、大転倒。
9名の班員は木っ端みじんに斜面に散らばった…。
3名のコーチは次々に救助活動を開始。
何とか全員無事救出成功。
そして、目指すはイエローリフト。
(誰一人としてグリーンリフトに向かうものはいなかった…)
イエローコースで再び笑顔を取り戻した後は、
緊張して乾いたのどをゲレンデジュースバーで潤す。
そして、5班の次のリクエストは、なんと雪合戦大会 !対戦はコーチvs子供たち。
絶対的不利な人数の中でコーチは全力で逃げ回りながら応戦。
雪合戦と言いながら投げるのは氷のような硬い雪。
なぜなら昼夜の寒暖差で昼に融けた雪が夜の寒さで氷ったせいだ。
雪合戦というより氷合戦。
幸い分厚いスキーウエアと安全対策のヘルメットで怪我はなし。
へとへとになりながら、楽しく熱い雪合戦は終了。
再びスキーをつけてリフトに乗車。
「明日帰りたくない」との声多数。
(よかったぁ)
明日は半日だけど頑張ろう !
スタッフ一同
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